中小企業診断士1次試験・7科目の難易度と配点・勉強時間目安まとめ

試験対策

「どの科目が一番難しい?」「合格するには何時間勉強すればいい?」という疑問を解決するため、中小企業診断士1次試験の7科目について難易度・配点・目安勉強時間をまとめました。

1次試験7科目の概要

科目試験時間配点難易度目安勉強時間
経済学・経済政策60分100点★★★★☆100〜150時間
財務・会計90分100点★★★★★150〜200時間
企業経営理論90分100点★★★☆☆100〜150時間
運営管理90分100点★★★☆☆100〜150時間
経営法務60分100点★★★★★100〜150時間
経営情報システム60分100点★★☆☆☆50〜100時間
中小企業経営・政策90分100点★★★☆☆80〜120時間

合計700点満点、合格基準は総点数の60%(420点)以上かつ40点未満の科目がないこと。

各科目の特徴と攻略ポイント

① 経済学・経済政策(難易度:高め)

出題内容:マクロ経済・ミクロ経済の理論問題。IS-LM曲線・需要供給曲線・乗数効果・国際収支など。

特徴:グラフや数式の理解が必要で、文系出身者には難しく感じる科目。一方で出題パターンが決まっており、過去問繰り返しで解けるようになる。

攻略:まずグラフの動きを直感的に理解することが先決。理論の丸暗記ではなく「なぜそうなるか」を意識して学習する。

② 財務・会計(難易度:最難)

出題内容:財務諸表の読み方・財務分析・原価計算・企業価値評価(DCF法・株価算定など)・管理会計。

特徴:計算問題が多く、一問あたりの解答時間が長い。簿記の知識があると有利。毎年難易度が高く、平均点が40〜50点台になることも。

攻略:最低でも簿記3級相当の知識を身につけてから学習を開始。財務諸表の読み方→財務分析→企業価値の順で積み上げる。

③ 企業経営理論(難易度:中)

出題内容:経営戦略・組織論・マーケティング。ポーターのファイブフォース・アンゾフ・SWOT・マズローなど人名理論が頻出。

特徴:暗記要素が強く、広範囲をカバーする必要がある。ただし過去問の繰り返しで安定した点数が狙える。

攻略:人名と理論を確実に紐づけて覚えること。マーケティングは身近な事例と結びつけると記憶に残りやすい。

④ 運営管理(難易度:中)

出題内容:生産管理(工場・製造)と店舗・販売管理(小売)の2分野。IE・QC手法・在庫管理・店舗レイアウトなど。

特徴:暗記と計算が混在する。生産管理は専門用語が多く最初は難しく感じるが、パターンが決まっている。

攻略:生産管理と店舗管理をバランスよく学習。計算問題(ロット生産・在庫管理)は公式を覚えてから演習を積む。

⑤ 経営法務(難易度:最難)

出題内容:会社法・知的財産権(特許・商標・著作権)・民法・倒産法など。

特徴:毎年難易度が高く、平均点が40点台になることが多い。条文の数字・期間・要件の暗記が中心で地味だが重要。

攻略:過去問の正答率が高い頻出テーマに絞って確実に押さえる。完璧を目指さず「40点以上確保」を最低目標に設定しておく。

⑥ 経営情報システム(難易度:低め)

出題内容:情報システム・ネットワーク・データベース・情報セキュリティ・AI・DX関連。

特徴:IT系の仕事をしている人には比較的易しい科目。IT初心者でも過去問で出題傾向が掴めれば得点できる。応用情報技術者の免除対象。

攻略:IT業務経験者は得点源にできる。初心者は基本情報技術者レベルの用語理解から始めると効率的。

⑦ 中小企業経営・中小企業政策(難易度:中)

出題内容:中小企業白書・小規模企業白書の統計データ、中小企業支援法・補助金・支援機関の制度。

特徴:毎年白書の最新データが出題されるため、過去問だけでなく白書の最新版をチェックする必要がある。政策は数字の暗記が肝。

攻略:白書の図表を中心に最新データをチェック。政策・支援機関は体系的に整理して覚える。

⚠️ 足切りに注意!40点未満は即不合格

総合点が420点以上でも、1科目でも40点未満(40%未満)があると不合格になります。難易度の高い「財務・会計」「経営法務」は毎年40点台が続出。これらの科目は「高得点を狙う」より「40点以上を確保する」が最優先戦略です。

勉強時間の合計目安

7科目の合計勉強時間は、合格者の平均で約800〜1,000時間と言われています。

受験者の背景目安勉強時間
IT・会計・法律の知識なし900〜1,200時間
簿記2級保有・IT業務経験者600〜800時間
応用情報技術者+簿記2級保有500〜700時間

このブログの管理人は応用情報技術者と日商簿記2級を保有しているため、財務・会計と経営情報システムでアドバンテージがあります。

各科目の詳細記事

各科目の頻出事項・覚え方については、個別の記事でも解説しています。

まとめ:難しい科目から先に手をつけよう

財務・会計と経営法務は難易度が高く足切りリスクがある科目です。苦手な方は早めに学習を始めましょう。逆に経営情報システムはIT経験者にとって得点源になります。

各科目の学習順序については別記事「1次試験の効率的な科目学習順序」で詳しく解説しています。

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💡 この記事の活用ガイド

7科目の難易度と学習時間を把握することが学習計画の出発点です。①足切りリスクの高い科目から先に手をつける ②得意科目を得点源に設定 ③各科目の詳細記事で深掘りする、の順で計画を立てましょう。

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