中小企業診断士は難しい試験として知られていますが、IT・簿記の知識がある方には有利な科目が複数あります。この記事では試験の難易度・合格率と、IT・簿記経験者が得点しやすい理由を解説します。
中小企業診断士1次試験の合格率
1次試験の合格率は例年20〜30%前後です。7科目をまとめて合格する必要がありますが、科目合格制度があるため、2年間にわたって合格した科目は免除されます。
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2023年 | 約17,000人 | 約5,000人 | 約29% |
| 2022年 | 約17,345人 | 約5,019人 | 約29% |
| 2021年 | 約16,057人 | 約5,839人 | 約36% |
IT・簿記経験者が有利な3つの理由
理由1:経営情報システムで圧倒的に有利
情報処理技術者試験(特に応用情報・基本情報)の学習経験があれば、経営情報システムはほぼそのまま使える知識です。ITストラテジー・システム開発・セキュリティなど、診断士試験で問われる内容と大きく重複しています。
理由2:財務・会計で簿記知識が活きる
日商簿記2級の学習経験があれば、財務・会計の基礎知識(仕訳・損益計算書・貸借対照表)は既習です。診断士の財務・会計はさらに経営分析・企業価値評価へと発展しますが、ゼロから学ぶより圧倒的に習得が速くなります。
理由3:2科目で得点源が作れる
7科目のうち2科目(経営情報システム・財務会計)で有利ということは、140点分の得点源を確保しやすいことを意味します。苦手科目で足を引っ張られにくくなり、全体として安定した得点が期待できます。
IT・簿記経験者のさらなる3つの強み
強み① 学習時間を約200〜300時間短縮できる
中小企業診断士の合格には一般的に1,000時間が必要と言われますが、IT・簿記の知識があれば「財務・会計」と「経営情報システム」の基礎学習をスキップできます。これにより約200〜300時間の短縮が可能。浮いた時間を「企業経営理論」などの暗記科目に集中投下できるため、短期合格がぐっと現実的になります。
強み② 最難関の「2次試験」でもIT・財務は得点源になる
実は、記述式の2次試験こそIT・簿記の知識が真価を発揮します。合否を分ける「事例IV(財務)」は簿記の計算力が土台。また、近年の試験では「ITによる業務改善」が頻出テーマとなっており、現場感覚のあるIT経験者の解答は説得力が違います。1次突破だけでなく、最終合格への最短ルートを走れるのが強みです。
強み③ 「IT×財務×診断士」で希少性の高い人材へ
30代からのキャリアアップにおいて、ITスキルと財務知識、そして経営俯瞰力(診断士)の掛け合わせは最強の武器になります。企業のDX化が急務である現在、システムと数字の両方がわかるコンサルタントは圧倒的に不足しています。資格取得後は、社内昇進のみならず独立・副業のチャンスも大きく広がります。
→ 中小企業診断士1次試験・7科目の難易度と配点・勉強時間目安まとめ
→ 中小企業診断士の勉強方法比較【独学・通信講座・予備校】
まとめ
IT・簿記の知識があれば、中小企業診断士の1次試験は十分に攻略できる試験です。残りの5科目を計画的に学習すれば、一発合格も現実的な目標になります。このブログで学習の進捗を発信し続けますので、同じ境遇の方はぜひ参考にしてください。



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